

「よし、今日は何も予定がないぞ」
そう思った休日の朝。気づけば、愛車のプリウスのエンジンをかけていました。
運転が好き、というより「移動しながら考える時間」が好きなのかもしれません。
窓の外に流れる田園風景。走り慣れたふれあい道路や取手市の旧道沿い。
途中で見かけるコンビニやスーパーの出入りの様子も、私にとっては立派な“地域調査”なんです。
走っていると、ある日突然「あ、ここに新しいドラッグストアができてる!」と気づくことがあります。
先日も守谷市のふれあい道路沿いで、ある敷地の造成工事を見つけました。
そのとき私の頭の中では、こんなことを考えています。
「この場所、以前は空き地だったよな……」
「用途地域はたしか近隣商業。建ぺい率は……」
「向かいの土地、接道条件はいいけどまだ未利用……もしかしてチャンスか?」
趣味で始めたドライブですが、
結果として地域の変化にいち早く気づけるという大きな利点があるのです。
社内では日々の業務に追われ、じっくり考える時間はなかなか取れません。
でも運転中は違います。ラジオをBGMにしながら、静かに物件のことやお客様のこと、
そして“これからの不動産会社のあり方”について考える時間になります。
例えば以前、相続で悩んでいたお客様の話を思い返して、
「あの土地、あのプランのほうが良かったかもな」
「いや、あの税理士さんを紹介して正解だった」
なんて、一人で納得したり反省したり(笑)
現地に足を運ぶこと。これは、どんなITツールよりも価値があると私は思っています。
Googleマップでは見えない風景が、現地にはあるんです。
実際、あるお客様に「社長さん、よくこんな場所知ってますね」と言われたことがあります。
「ええ、よく走ってますから」と答えると、少し驚いたような笑顔を返されました。
知っていること=信頼につながる。
それは地元密着の不動産会社として、何より大切なことだと感じています。
ここでちょっと、息抜きコーナー。
私が個人的に好きなドライブルートをご紹介します。
利根川沿いをゆったり走って、布施弁天の朱塗りの門前に立つと心が落ち着きます。
のどかな景色が広がるコース。四季の里公園で一休みもおすすめ。
沈む夕日を背に受けながら帰る道。少し感傷的になってもいいじゃないですか。
不動産の仕事は、紙の上や画面の中では完結しません。
現地を見る、空気を感じる、人と話す──そこに答えがあります。
私のドライブは、趣味であり、仕事であり、地域との対話でもあります。
そして、お客様の暮らしの“1歩先”を想像する時間でもあるのです。
これからも私は走ります。取手の道も、守谷の道も、そして心の中の道も。
もし見かけたら、クラクションの代わりに、手を振ってくださいね。
株式会社たくみ総合企画
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