【住宅購入前の資金計画】いくら借りる?いくら返せる?家計と未来を見据えた賢い予算の立て方

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住宅ローンの前に、資金計画がすべてのスタート

「そろそろマイホームを…」と考え始めたとき、真っ先に浮かぶのは物件探し。でも本当に大切なのは、「自分はいくらまでなら無理なく返していけるのか?」という資金計画です。

住宅ローンは何十年も付き合うもの。最初にしっかり計画を立てておかないと、将来の家計に思わぬ負担をかけてしまうことになります。


年収別の返済シミュレーション(ざっくり数字でイメージ)

では実際に、年収ごとに「借りてもいい金額」を見てみましょう。一般的に安全と言われる目安は、年収の25%以内の年間返済額です。

  • 年収400万円 → 月々約8万円(借入可能額:約2,500万円前後)
  • 年収500万円 → 月々約10万円(借入可能額:約3,200万円前後)
  • 年収600万円 → 月々約12.5万円(借入可能額:約4,000万円前後)

※金利1.3%、35年ローン、元利均等返済で試算(ボーナス返済なし)

無理なく返せる範囲での借入が、長期的な安心につながります。


家計とライフプランのバランス

「住宅ローンは通ったけど、子どもの教育費が…」「車の買い替え時に貯金が足りない…」
そんな声をよく耳にします。マイホームの夢が叶っても、将来の支出を見据えていないと、生活にひずみが出てしまうのです。

チェックすべき将来の支出例:

  • 教育資金(高校・大学)
  • 車の買い替え(7〜10年ごと)
  • 老後資金・介護費用
  • 万一の病気やケガ

「家計の中で住宅費にあてられる額」を冷静に見積もり、夢と現実のちょうどいいバランスを見つけましょう。


見落としがちな「火災保険」や諸費用

住宅購入にかかる費用は、物件価格やローンの頭金だけではありません。特に火災保険は、住宅ローンを組む場合ほぼ必須であり、見逃せない支出です。

かつては10年契約が主流でしたが、2022年10月以降の制度変更により、火災保険の最長契約期間は5年に短縮されました。つまり、5年ごとの更新と保険料支払いが必要となります。

保険料の目安(例):

  • 火災保険(5年間)…約7万〜15万円前後(構造・補償内容により変動)
  • 地震保険(任意・2年契約)…火災保険料の約半額
  • 登記費用や印紙税
  • 仲介手数料
  • 引越し費用、家具・家電費など

火災保険は一括払いの方が割安になる傾向がありますが、家計とのバランスを見て年払いや月払いを選ぶのも一つの方法です。また、更新時には補償内容の見直しも重要です。住まいや家族の状況が変われば、保険も変えるべきなのです。


変動金利がもはや“安全”とは限らない時代へ

かつては、「変動金利が一番安い」と言われ、実際に年0.3〜0.5%台という超低金利が続いたことで、多くの方が選んできました。

しかし、昨今の経済状況の変化により、様相が変わりつつあります。

  • 日銀がマイナス金利を解除
  • 今後、インフレや国債金利の影響で金利上昇の懸念
  • 銀行間の競争も落ち着き始め、金利優遇の縮小傾向

つまり、今後の金利上昇リスクを前提に住宅ローンを考える時代になってきたのです。


当社がおすすめする「固定金利」住宅ローン

こうした状況を踏まえ、株式会社たくみ総合企画では、将来の金利上昇リスクを避けたい方に向けて**「固定金利」の住宅ローン**をおすすめしています。

フラット35(全期間固定金利)

  • 元利均等返済・毎月払い(ボーナス併用も可能)
  • 返済額が最初から最後まで変わらない
  • 団体信用生命保険も付帯(特約選択制)
  • 自営業・フリーランスでも通りやすい
  • 繰上返済手数料ゼロ

将来の見通しが立てやすく、子育て世帯や転職予定がある方にも人気の住宅ローンです。


ご紹介したい住宅ローン:全宅住宅ローン/MSJ住宅ローン

全宅住宅ローン(フラット35取扱)

  • 宅建協会が運営する安心の住宅ローン窓口
  • 取手・守谷エリアでも多くの不動産会社が取り扱い可能
  • 地元に密着した手厚い対応と、住宅ローンアドバイスが受けられます

日本モーゲージサービス(MSJ住宅ローン)

  • 独自の審査基準で、審査が通りやすいと評判
  • 団信保険のプランが豊富で、家族構成に応じて選べる
  • フラット35に強く、全国対応・柔軟なサポート体制

いずれも「金利の安さ」ではなく、「将来の安心感」と「地元での実績」に重きを置いている商品です。金利の安さだけで選ぶ時代は、そろそろ終わりかもしれません。


ボーナス返済・繰上返済の考え方

ボーナス返済は慎重に

「月々の負担を軽くしたいから」とボーナス併用返済を選ぶ方もいますが、ボーナスは不安定な収入源です。教育費や車検、家電の買い替えなど、想定外の出費が重なれば、返済が家計を圧迫する可能性もあります。

可能なら、ボーナス返済なしのシンプルな返済プランをおすすめします。

繰上返済は「余裕資金」で行う

繰上返済をすることで、利息軽減や返済期間の短縮が可能になります。ただし、教育費がかさむ時期に手持ち資金を使いすぎると、家計が不安定になりがちです。

繰上返済は、緊急予備費を確保したうえで、無理のない範囲で行いましょう


まとめ|背伸びせず、でも未来にワクワクする家探しを

マイホームは「一生で一番高い買い物」と言われますが、それは同時に「一生で一番大切な生活の土台」です。

資金計画は地味な作業に見えますが、家族の未来を守る最初の防波堤。無理なく、でも夢をあきらめず、ちょうどいいラインを見つけましょう。


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