住宅購入前の資金計画

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住宅購入前の資金計画|安心のマイホーム購入を叶える6つのステップ

「マイホームがほしい」と思ったとき、多くの方が最初に気にするのが資金面。頭金はいくら必要?住宅ローンはどのくらい借りられる?生活費とのバランスは?——こうした疑問を解決するためには、購入前の資金計画が欠かせません。
この記事では、不動産コンサルティングマスターの資格を持ち、取手市・守谷市・つくばみらい市を中心に活動している株式会社たくみ総合企画が、住宅購入前に知っておきたい資金計画の立て方を、やさしくかつ実務に基づいて解説します。

STEP1|自己資金を正しく把握する

資金計画の出発点は「自己資金の確認」です。自己資金とは、頭金に充てる預貯金や贈与、退職金など、借入以外で用意できるお金を指します。
ここで重要なのは「すべてを頭金に回さない」こと。例えば500万円を持っている場合、そのうち400万円を頭金に、100万円を生活の予備費に残すなど、ゆとりを確保しましょう。

予備費が不足すると、病気や家電の買い替え、子どもの教育費など突発的な出費に対応できず、ローン返済が圧迫されるリスクが高まります。

STEP2|総予算をシミュレーションする

住宅購入の費用は「物件価格」だけではありません。見落としがちな諸費用を含めて総額を考える必要があります。

  • 物件価格:土地・建物代金
  • 諸費用:登記費用、司法書士報酬、火災保険、仲介手数料、ローン手数料など
  • 引越し代・家具家電:30万〜100万円程度
  • 修繕・メンテナンス費:年間数十万円(戸建・マンションで差あり)

たとえば3,000万円の物件を購入する場合、諸費用が約150万円、家具・家電で50万円、予備費100万円を見込むと、合計3,300万円が必要資金となります。

STEP3|住宅ローンの選び方と注意点

住宅ローンは数十年にわたって生活を支える大切な契約です。金利や返済方式によって負担は大きく変わります。

固定金利の安心感

金利が変動しないため、長期にわたって返済額が一定です。特に フラット35(住宅金融支援機構公式)は全期間固定で、家計を安定させやすいのが特長です。

変動金利のリスク

初期の返済額は低めに設定されますが、将来的に金利が上昇すれば返済額が大きく増える可能性があります。「最低返済額」での試算に安心しないことが肝心です。

おすすめのローン商品

近年は固定金利を選ぶ方が増えています。全宅住宅ローンの「フラット35」や 日本モーゲージサービス株式会社(MSJ住宅ローン公式)など、取手市・守谷市の地域金融機関とも提携して利用可能です。

STEP4|返済計画を現実的に立てる

返済計画は「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」で考えることが大切です。

シミュレーション例:

  • 購入価格:3,200万円
  • 自己資金:600万円
  • 借入額:2,600万円
  • 金利:1.3% 固定/35年返済
  • 月々返済:約81,000円
  • 年収:450万円 → 返済負担率 21.6%

このケースでは安心ラインの25%以内に収まっており、生活費や教育費を確保できます。返済負担率が30%を超えると家計に大きな影響が出やすいため注意が必要です。

STEP5|税制優遇や補助金の活用法

住宅購入を後押しする制度を活用することも大切です。

2024年以降は、省エネ基準を満たさない住宅は住宅ローン控除の対象外となるなど、要件が厳格化されています。購入前に必ず最新情報を公式サイトで確認しましょう。

STEP6|災害リスクと将来の維持費を考慮する

資金計画で見落としがちなのが「地域の安全性」と「将来の維持費」です。近年増えている水害は、家計を直撃する大きなリスクとなります。
当社ブログ「住宅購入で見落とせない水害リスク|安全な住まい選びのポイント」では、具体的なリスクと対策を詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

また、マンションの場合は管理費や修繕積立金が毎月かかります。戸建でも外壁塗装や屋根の補修など10〜15年ごとにまとまった費用が必要です。

資金計画チェックリスト

  • 自己資金は生活に余裕を残しているか
  • 物件価格以外の諸費用を見込んでいるか
  • 返済負担率は年収の25%以内に収まっているか
  • 固定金利・変動金利の違いを理解して選んだか
  • 税制優遇・補助金を調べているか(住宅ローン控除・地域補助金)
  • 水害リスクや地震リスクを考慮したか

まとめ|迷ったら地元不動産業者に相談を

住宅購入は「夢」ですが、資金計画を誤ると「負担」に変わることもあります。自己資金の適切な設定、現実的な返済シミュレーション、税制優遇や補助金の活用、地域リスクへの対応までを総合的に考えることが大切です。
取手市・守谷市・つくばみらい市で安心して住宅購入をしたい方は、ぜひ株式会社たくみ総合企画にご相談ください。お客様一人ひとりの生活に寄り添った資金計画を、一緒に考えてまいります。